FC2ブログ

マラッカ航海日誌補遺

タイ株式市場が16年ぶりの暴落

昨日、タイ株式市場は、イラクのクウェート侵攻以来の下落を記録しました。ニューストレーツタイムスによれば、タイ株式市場の30年の歴史において初めて(30年しか歴史がないのか?)、インデックスが10パーセント下落したために30分間で取引中止となり、取引が再開してからも下落は続きました。

この下落は、中央銀行が「厳罰主義」の通貨取引規制を導入した数時間後に、外国人投資家の売りによって起きたことでした。この厳罰主義の通貨規制とは、貿易と関係なく(要するに通貨のスペキュレーションとして)バーツを売った場合には、その売却代金の30パーセントを無利子でタイの銀行に預けておかなければならないというもののようです。預けておくというより、拘禁されるという感じでしょうか。

タイのイミグレ役人が、「ちょっとその財布(あるいはデジカメ)見せろ」と言いがかりをつけ、しばらく中身をじろじろと点検したり札をすかしてみたりして、ニヤニヤもったいぶって長く待たせた末、ちょっと不機嫌そうに突き返して「行っていいぞ」と言うような感じですね。(私はそういう目にはあったことはありません。念のため)。

市場の暴落にもかかわらず中央銀行はこの規制を撤回しないとがんばったようですが、財務大臣がすぐに(貿易だけでなく)株式の取引の場合もこの規制から除外されるという声明を発表ました。

今度の暴落について他の東南アジア諸国は平静で、マレーシアもインドネシアも、タイのような規制を導入する考えはないといっているようです。

軍事クーデタを起こしているにもかかわらず経済は何の影響も受けず堅調というほうがおかしいし、そんなことがまかり通っていたらむしろ不道徳というべきでしょう。

Imgp2889

http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/12/16_d11e.html
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kuantan.blog74.fc2.com/tb.php/110-098394ed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)