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マラッカ航海日誌補遺

ナイジェリア人ツーリスト

クリスマス休暇のせいか、タイの「ノービザ滞在規制」のせいか、このところ毛唐が異常増殖している。彼らには自分たちがアジアで嫌われているかもしれないという意識の片鱗もない。却って、タイを筆頭として白人を諸手をあげて歓迎し最高にもてなし甘やかす便所国家・地域がアジア各所に存在するために、白人の幻想はやがて信念にまで高められ、さらには制度化されて存続する。

つまり、「いつもそうだ→そうのはずだ→そうでなければならない→これはわれわれの権利だ」という形で、白人への厚遇と白人の横着とは「制度化」されていくのである。

ヒューマニズムの見地から言えば、人間は誰でも真実を知る機会を与えられなければならない。だから白人には、彼らが鼻つまみ者人種であるということを教えてやる必要があるのだが、その任を買って出ようとするものは滅多にいない。現状においては彼らがそれを知る機会はテロルくらいしかないのかもしれない。

この意味で、常に非難されるテロルは、非難されて良いのだし非難されなかったらそれはおかしいことであり非難されるべきなのだが、にもかかわらずそのことによってなおさら、一定の客観的な歴史的役割を担っているという事実も否定できないだろうと思う。だから私はテロルを心から全面否定することはできないのである。

さて、毛唐が急増殖しているKLであるが、毛唐が多いといっても、タイのように白人だらけ毛唐一辺倒になるわけではない。マレーシアは、いろんな人種や宗教の人々が「わりと行きやすい」国であることは確かなようである。

今日インドレストラン「ハミーズ」にいたナイジェリア人家族は、これまで見たことのないような雰囲気を漂わせた人々だった。思わずうっとりと見入ってしまう。

アフリカ人なのかインド人なのかと迷ったが、あとで店員に聞くとナイジェリアから来ているツーリストだ教えられた。

子供以外は民族衣装を着ている。トゥドゥンとは違うスカーフをつけてレースのような布を全身にまとっている。色は浅黒く、顔立ちは黒人のようでもありインド人のようでもある。子供の頭はアフリカ式に結っている。

非常にエキゾチック。その家族の周りには神秘的な雰囲気が立ち込めていた。

ここに住んでいるアフリカ人(ナイジェリア人も多いようである)たちとは全然違う。

サロンのようなスカートをはいて脚をゆったりと開き椅子に座っている姿がしっくりと絵になっていた。

女だけ3人いてその子供たちと一緒だったが、男はいなかった。一人の男の妻たちなのだろうか。みな穏やかな表情で、斜め前のテーブルに座った私を物珍しそうに見ているがそのまなざしもやわらかい。

外国でイタメつけられた経験がまだないように見える。こんな人たちがタイなどに迷い込んだらどんなひどい目にあうだろうかと考えると、戦慄せざるをえない。

もちろん写真は撮らない(撮りたかったがそれをやったら毛唐と同じになってしまう)。

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ナイジェリア[世界の旅]

ナイジェリアナイジェリア連邦共和国(ナイジェリアれんぽうきょうわこく)、通称ナイジェリアは、アフリカ中西部に位置し、北にニジェール、北東にチャド湖を挟みチャド、東にカメルーン、西にベナンと隣接する。南はギニア湾に面し、かつては「奴隷海岸」と呼ばれた。乾燥

  • 2007/02/13(火) 04:52:46 |
  • 世界の旅