マラッカ航海日誌補遺

「日付のある紙片」の過去記事。船便のためかなり遅れて届きます。今日のニュースと書いてあっても一ヶ月前の出来事であったり。速達は<a href="http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/">日付のある紙片</a>

新年早々の反日記事=マレーシア紙New Straits Times【アジア英字紙の反日4】

Imgp2949今日1月2日のNew Straits Timesに載った評論。

署名はProject SyndicateのOrville Schell。ドイツ系だろうか。中国専門家でカリフォルニア大学バークレー校のジャーナリズム学部の学部長だと書いてある。

3秒見渡せば内容がわかってしまうような記事なので、要点だけ紹介。しかし、これがアジア英字紙のマシな部分の水準だと思う(シンガポールのThe Straits Timesはもっとキチガイじみた反日のはず)。

日中関係が過去20年悪いのはJapan's reluctance to face its past(過去に向き合うのを嫌がる)のせいだと決め付けるだけ。これはもう英字紙=毛唐の確立した通説である。

まず最初に、読売新聞のナベツネの文章を持ってくる。Who was responsibleとかいう本の序論に書いた文章。その内容の解説が大半。

そのあとおもむろに、But does Yomiuri study go far enough?読売の研究はこれで十分か? と問いかける。たとえば、とわざわざ「南京大虐殺」を名指しして、読売の研究がそれについてちょっとしか触れていないことを批判する。批判というより非難である。(この人は本当に学者なのだろうか)。

さらに極めつけははこうである。原文でお楽しみください。

And, true, no Japanese prime minister has yet fallen to his knees in Nanjing the way chancellor Willy Brandt did on the site of the Warsaw Ghetto, where he apologised for the crimes of Germany by saying :"No people can escape from their history."

(この「学部長」、素性は知らないが、「ドイツ系」じゃなくて「ドイツ人」じゃないのか。)

これは韓国の政治家の発言でもなければ中国人の発言でもないのである。アメリカの白人の発言であることに注意すべきである。

日本の首相が一度も「南京」で、ドイツのブラントがワルシャワでホロコースト犠牲者に対してしたように跪き謝罪していないことが気に入らないという主張である。(学問ってけっこう簡単だね。俺でも出来るかも)。

「南京」はドイツ人がやったホロコーストと等価だという主張である。

ドイツ人の巨大な人種主義犯罪を、「日本の戦争犯罪」によって相対化したいという情念のみの文章である。

さすがに欧米一流紙に載った文章の転載ではないが(彼らはもう少し洗練されたやり方をするだろう)、こういう毛唐の人種主義的反日情念をありがたく拝受し、垂れ流し、再生産しているのがアジア英字紙であり、アジア言論界、アジア知識人の水準なのである。

【反日総括】 小さな「反日」を見逃すな! (反日「破れ窓」理論)

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ここで、靖国問題について少し述べたい。

私は率直に言うと靖国神社にはあまり関心がなかった。それはたんに靖国神社は歴史が浅いと思ったからである。

最近になってようやく、私の靖国神社に対する見方は大きく変わった。

われわれはぜひ自ら靖国神社を参拝しなければならないと思うようになった。自分で参拝しない人が中韓の靖国介入を批判しても、論理的な批判としては成り立つが、現実にあまり説得力はないと思う。

私がそう思うようになったのは、つい先日、中西輝政という先生の「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」(PHP新書)という本をKLCC紀伊国屋で買って読んでからである。(この先生の他の本は小難しいだけで面白みがないダサい感じの本が多いが、この本は例外的に名著のようである)。

戦争で亡くなった人、戦闘に赴いて死んだ人と、生き残った人々およびその子孫であるわれわれとのあいだには、原理的な隔たり、倫理的資格の隔たりがあることを、われわれは肝に銘じなければならない。

はっきりいえば戦争に行き、生きて帰ったという人は、多かれ少なかれ卑怯または臆病な人々である。(註)

あの戦争で死ぬ機会、危険な任務に志願する機会はいくらでもあった。

また、小作人の倅のような人は真っ先に危険なところに送られてみな死んだ。

金持ちの息子、名士や田舎の旧家の息子などは安全なところばかり渡り歩き生き残ることが多かった。私はそういう例を身近に知っている。

そろそろこういう事実をはっきりさせるべき時期である。

自分が生きて帰ってしまったことについて長く罪悪感を抱き続け、それをばねに戦後の復興にまい進した人も多かった。

しかし、何の罪悪感も後ろめたさも感じずむしろ被害者として軍部や旧体制を批判し得意になる者も少なくなかったのである。軍部や戦前の制度を批判する事は何よりも簡単だった時代にである。

要領よく立ち回り、あるいは息を潜めて危険な任務をさけ、ずるく生きて帰った人に限って、物知り顔に戦争を大げさに語り、戦争の代表者のような顔をして、「日本軍の残虐行為」や「軍隊の非情さ」や「大東亜戦争の無意味さ」などについて喚きたて、あるいは賢ぶってシニカルに語るのである。

「自分ははじめから戦争に負けることはわかっていた」「こんな無謀な戦争を始めた軍部が悪い」「自分ははじめから戦争に反対だったがそんなことを言える状況ではなかった」など。

そういう人たちがGHQの下書きした歴史を補強し、戦後長く反日自虐の歴史観の担い手になってきたのである。ナベツネもその一人であろう。

われわれは靖国神社に参拝しなければならない。亡くなった人々と生き残った者およびその子孫とのあいだには原理的な隔たりがある。

この原理的な隔たりを常に自覚し、戦争で死んだ人たちは生き残った人々の代わりに死んだのだということを片時も忘れてはいけない。

そして、われわれのために死んだ人々、すなわち生き残ってわれわれが享受している繁栄を築き上げた人々の代わりに死んだ人々に対して、われわれは当然ながら何よりも感謝の念を捧げなければならない。

靖国問題はたんなる外交問題ではない。たんなる法的論理の問題ではない。国民の多くが靖国神社を参拝し、英霊に(小泉のような役者のセリフとしてではなく)本当に感謝の誠を捧げているのと、これまでのように多くが無関心であるのとでは、首相の参拝の対外的説得力も当然大きく変わってくるだろう。

なお、親愛なる読者のためにあえて注意しておくなら、こういう大切なことをおろそかにしていると、たとえば、自分や家族が原因のわからない慢性病に悩まされたり、交通事故にあったり、飛行機が落ちたり、子供が凶悪犯罪を起こしたり、夫が女子中学生を買って逮捕されたり、子供が大学を出ても定職につかずに引きこもったり、ということが生じる可能性が高くなるということも事実である。私の見るところ、この種の影響は、英霊を軽んじる者本人だけでなくその家族や子孫にも及ぶようである。

(註) 私の親戚には8月16日に特攻に出る予定になっていて、「死に損なった」人もいる。そういう人は別である。そのかわり、帰還してからの苦悩、荒れようはたいへんだったようである。そういう人は決して大東亜戦争を批判したりしない。

  1. 2007/01/02(火) 20:47:54|
  2. マレーシア
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