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マラッカ航海日誌補遺

聖書ダイエット法が米国を席巻中

先日シエムレアプのホテルのNHKで見たアメリカの郊外で流行中の「メガチャーチ」の話もすごかった。カリスマ牧師みたいなのがいて、「私たちの主張を聞かない政党は民主であれ共和であれ選挙に勝てないということです」みたいなことをぬけぬけと言ってしまう。カリスマ牧師には爺もいるが、わりと若くて二枚目でしかも円満に見える家庭を持っている男というのが人気なような。。やっぱりアメリカって国は、話半分で聞いてないとだめな国。本気で付き合ってはいけない国なんだな、と思ったが。。

ダイエットも「聖書」なんだと。

7月25日12時13分配信 COURRiER Japon + hitomedia

聖書の教えに基づいたダイエット法が米国を席巻(せっけん)中だ。同国では『モーセは太っていなかった! 』『神の望むボディ』といった関連書籍がベストセラーとなっている。
現在、200万人が実践中という『ハレルヤ・ダイエット』は、数ある聖書ダイエットのなかでも、とくに食事制限が厳しい。動物から得る食料(蜂蜜は除く)は厳禁で、フルーツ、野菜、シリアルしか食べられない。アダムが長生きしたのは、食物に火を通さなかったからというのが著者の主張だ。
この聖書ダイエットの成功要因のひとつにグループ・ワークがある。ダイエットの提唱者たちは世界各国を回り、志願者たちを集めて会合を開く。その集会で古代地中海の食生活を実践し、聖書の一節を朗読するという。この3か月間で14kgも痩せたカナダ人女性のアンはこう言う。
「神が望まれた通りに暮らしているのです。創造主を失望させることはできませんから」

フィガロ(フランス)より。

  
「動物厳禁」というのは聖書的なのだろうか。「イナゴと野蜜」を食べて荒れ野を放浪するというのもあったと思ったが。

ダイエットの秘訣は「食わなければやせる」ということに尽きる。デブは食わなければやせるという真理。

運動でやせるのは理論的にも難しいそうで、やっぱり食わないことがやせる秘訣だとか。


食わなければやせる、というのは経験的な事実でもあるが、合理的でもある。

だから、そうとわかったらあれこれ理屈をこねずに淡々と実践すればいいだけのことであって、われわれにはそうするのが最も「合理的な生き方」のように見える。

ところが西洋人には、そのような実践は「合理的」というより「東洋的」に見えたり「神秘主義的」に見えたりするのではないだろうか。

西洋人の合理主義には「食わない」という実践にも念押しするような「理由」が常に必要なのだろう。「淡々と実践する」というのは「合理的ではない」ようだ。

なにかもっともらしい理念的な理由がないと「食わない」という選択をすることもできない。

「こうすればそうなることが見えているからこうしよう」というのでは駄目で、より高次の理由付けが要求されるようである。

  
しかしこのニュースに出てくる女性の発言にはちょっといかがわしいものも感じる。

彼女の主目的が「神が望まれた通りに暮らす」ことなのか、それとも「痩せること」なのかはっきりしない。

神はブタもお造りになった。神はブタをブタにお造りになったのである。

肥大したブタが汚物にまみれて餌食ってる姿はどこでも実に醜悪で、不潔感満点なものである。カトマンドゥの河原のゴミ捨て場で、ヘドロ化した生ごみに身を埋めて横たわったまま際限なく口の周りにあるヘドロと生ごみを一緒に飲み込み続けていた巨大なブタ。。

しかし、神はブタにはあのような生き方をお望みになったわけである。

デブなやつ、見ていて何のために生きてんのかと疑問になってくるような醜く肥大した人たち、彼らもまた神の意思によりデブなのだ。そういう人は中東にも昔からいっぱいいただろう。

そういう人の中にはどんなダイエットをしても、餓死の寸前までやらない限りなかなかやせないという人もいるだろう。

この女性が仮にそういうタイプの人間だったとしても「神が望まれた通りに」ダイエットして、「神の意思によりブタのまま」で、それでも「神が望まれた通りに」すきっ腹を抱えて暮らしていく覚悟はあるのかどうか。
      

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